
松尾芭蕉は、元禄2年(1689)の秋、奥の細道の旅をこの大垣で終えています。当時、大垣には芭蕉と共に句を学んだ俳友谷木因がおり、芭蕉は大垣を四度も訪れており、とてもゆかりが強い土地です。
水門川沿いを歩いていると、いくつかの句碑が設置してあります。これは「奥の細道」全行程約2,400kmを愛宕神社から奥の細道結び地までの2.2kmに見立てています。「奥の細道」の旅で芭蕉が詠んだ句から代表的な22句を選び、句碑と句が詠まれた土地の説明が立てられています。プチ奥の細道旅が楽しめますよ。
芭蕉と大垣の深いつながりや芭蕉の遺徳を偲ぶ意味から、奥の細道むすびの地には投句箱が設置してあります。旅の記念に一句詠まれてはいかがでしょうか?
大垣市は枡の生産日本一、生産は全国シェア80%を誇っています。
木曽からの桧が集まる一大集散地である名古屋から、明治時代に一人の枡職人が大垣の地へやって来て枡作りを始めたのがその起源と考えられています。
枡の材料としてひのきが使用されています。腐敗しにくく、乾燥しやすく、耐久性に強いという特徴を持っています。又、ひのき特有の芳香があり、人をリラックスさせる効果があります。
枡は昔から体積を計る道具として日本人の生活にはかかせないものになっています。お米を炊くときの一合という計り方や、お酒を飲むときの一升という表現も現在も普通に使われていますよね。
今では多くの種類の枡を作成していて、結婚、合格祈願、又好きなキャラクターやアーティストなどの顔の枡も売っています。ぜひ自分好みの枡を探してみてください☆
大垣は全国でも有数の自噴帯に位置しており、豊富な地下水の恵みにより『水の都』と呼ばれてきました。市内には良質な地下水が自噴している公共の井戸が多くあり、自宅用に水を持ち帰る人を多く見かけます。自由に利用することができますので、一度飲んで見てはいかがでしょうか。
この名水によって明治時代に生まれたのが『水まんじゅう』です。和菓子屋の店先で涼しげに水底に沈む水まんじゅうは今では大垣の夏の風物詩となっています。本葛、本わらび独特の「つるん」とした食感と、あっさりとした餡の甘さは絶品です☆
大垣城は1535年に宮川安定によって創建されたと言われ、また、関ヶ原合戦では西軍石田三成の本拠地にもなり、歴史の上からも貴重な城でした。その後、戦国時代が終わり、江戸時代になり戸田氏鉄公が十万石を拝領し城主となりました。
昭和11年には国宝に指定され、郷土博物館として親しまれてきましたが、昭和20年、戦災で惜しくも焼失しました。
その後、お城再建の気運が高まり、昭和34年に完成したのが現在の天守閣になっており、大垣の町を一望できます。
水に囲まれた大垣の町を上から見てみるのもいいですよ。
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※取材日 平成22年9月
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